ジュエリーをオーダーされる前に

お預かり品について

①当社では加工で発生する宝石への傷やカケについて、一切保証はできません。場合によってリポリッシュやリカット等のご提案をさせていただく事がございます。
②お客様からのお預かり品を保管・加工中に万が一、紛失が生じた場合は、お客様にご連絡の上、代替品を持って保証させていただきます。
③宝石に傷や欠点を隠すような処理がされている場合は、加工中に処理が取れる事もございます。
④加工をしたことによりお品物の付加価値が失われたとしても、当社では責任を負いかねます。
⑤ご注文後に内容を変更される場合は、加工の状況により材料代や加工代をお支払いいただくことがございます。

以上のことに同意をされる方のみ、ご注文ください。

また以下の理由によりお客様からお持ち込みのされたルースでも、加工に耐えられないと判断した場合は、お断りしてさせていただく事もございます。
どうぞ最後までお読みください。

デザイナーより挨拶

この度は当店にてお仕立てを検討くださり、誠にありがとうございます。
M select jewelryデザイナーのMinamiです。
オーダーをされる前にご一読ください。

まず、石を金属で覆って留めるということは、必ずしもルースに傷がつきます。爪が当たる部分は特に、金属ごとタガネで叩くという事をご理解ください。

目に見えない微細な傷で済む場合もありますし、クラックが入ること、カケが生じたり、最悪割れるというケースもございます。
これに関しては熟練の石留め職人でも防げません。
特に目に見えないへき開のある石であれば、突然割れる、なんてこともあったりします。

もちろん石の種類によって、どう弱いか(一点の力に弱いのか、振動に弱いのか、火に弱いのか等)によって、作成時にそれぞれの対策は取らせていただいております。
それでも防げない不慮の事故はございます。

それらを考慮した上で、ジュエリー業界には実は暗黙の了解がございます。石の保証は職人や依頼先にさせない。
特に思い入れのある唯一無二のものであれば替も効きません。

ジュエリーお仕立て玄人の方はわざわざお伝えしなくてもご理解、ご了承いただいている場合が多いのですが、今一度ご理解いただきたく記載させていただきました。
お持ち込みのルースでオーダーできるお店でも、事前にこのような事をお伝えしていないところが多い(分かっていても不安になりますよね)のですが、事が起きてからでは遅いです。
当店では先にお客様にご理解を頂いた上で、ご注文をしていただきたく、このような形を取らせていただきました。

どうぞ、ルースをジュエリーに仕立てるとはどうゆう事かを充分ご理解、ご了承いただいた上でご注文くださいませ。